はじめに
こんにちは!くりりんです。
今回は、応用情報技術者試験の受験に関して、記事を書きたいと思います。
応用情報技術者試験を目指している人に話を聞くと、以下のような声を聞くことが結構あります。

応用情報技術者試験を受けようと思っているんだけど、どうやって勉強したら良いかわからない…

午後試験の分野って、どうやって選べばよいの?
「応用情報技術者試験」って、『応用』ってついているだけに、少し身構えてしまいますよね。
しかも、午後試験は分野数も多く、選び方に悩んでしまうケースもあると思います。
そこで、今回はIT業界未経験ながら、2か月弱で応用情報技術者試験に合格した勉強方法・スケジュールを公開します。
この記事を読めば、応用情報技術者試験を目指すにあたってのヒントが得られるはずですので、もし良ければ、最後まで読んでください!
💡この記事は、こんな方にオススメです!
- 基本情報技術者試験に受かった後、応用情報技術者試験の受験を考えている方
- 応用情報技術者試験に興味はあるけど、未経験で不安に感じている方
- 午後試験の選び方に悩んでいる方
前提のご紹介
IT業界未経験ながら、基本情報技術者試験・応用情報技術者試験を目指しました
改めまして、くりりんです。
私は食品会社で働いており、応用情報技術者試験の受験時点では、IT業界未経験でした。
(現在は社内公募でDX推進の部署に異動しており、ITに関わる仕事をしています)
基本情報技術者試験・応用情報技術者試験を目指そうと思ったきっかけについては、以下の記事をご覧ください。
応用情報技術者試験とは…
応用情報技術者試験は、独立行政法人 情報処理推進機構(IPA)が実施する国家試験で、「レベル3」に相当する資格です。
IPAのHPでは、応用情報技術者試験の対象者像としては、『ITを活用したサービス、製品、システム及びソフトウェアを作る人材に必要な応用的知識・技能をもち、高度IT人材としての方向性を確立した者』と定義されています。

応用情報技術者試験は、『高度なIT知識とスキルを有するエンジニアを証明する試験』と言われたりもします。
応用情報技術者試験は、1年間で2回(春期と秋期)しか試験がありません。
1度落ちると、半年間受けることが出来ないので、注意が必要です…!
試験の構成は大きく午前試験・午後試験と分かれています。
内容としては、以下の通りです。
| 試験時間 | 内容 | 合格基準点 | |
|---|---|---|---|
| 午前試験 | 150分 | マークシートによる選択式 | 満点100点・基準点60%以上 |
| 午後試験 | 150分 | 記述式 11個の分野の問題が出題され、計5問に回答する (情報セキュリティは必須、残りの4問は選択する) | 満点100点・基準点60%以上 |

上記の表のように、試験形式の大きく異なる2つの試験を両方合格する必要がある試験になります。
勉強スケジュール・勉強方法
応用情報技術者試験の勉強は、基本情報技術者試験の合格後に始めました。
(基本情報技術者試験の合格日(8/19)、応用情報技術者試験の試験日(10/8)だったので、わずか55日間の勝負でした…)
応用情報技術者試験は試験範囲が広いので、総花的に学習したのでは間に合わないと考え、「試験分野を絞り、効率的に勉強する」という方法を取りました。
午前試験は過去問道場をひたすら解きまくる!
午前試験は、以下の出題分野に分かれています。
- 基礎理論
- コンピュータシステム
- 技術要素
- 開発技術
- プロジェクトマネジメント
- サービスマネジメント
- システム戦略
- 経営戦略
- 企業と法務
改めてみると、幅広いですね…
このように、応用情報技術者試験は試験範囲が多いので、1ページ目からテキストを読むという学習はオススメしません!
そこで、私は、アウトプット学習 → マインドマップ学習を繰り返しました。
アウトプット学習法とは、インプットに時間を掛けず、いきなり問題を解いてしまうという方法です。
(アウトプット学習法については、以下の記事を参照してください。)
理解が足りない用語については、マインドマップでまとめ、隙間時間に確認することで、知識の定着を図りました。

アウトプット学習法→マインドマップ学習法を繰り返すことで、効率的に幅広い試験範囲を網羅することが出来ました。
【使用教材】
応用情報技術者試験過去問道場
【勉強時間】
毎日30分~1時間
午後試験は分野を絞り、分野別に対策!
分野は、ネットの評判と得意分野を照らし合わせ選択
続いて、午後試験です。
正直、既に基本情報技術者試験を合格されている方にとっては、午前試験は大きな関門にはなりません。
応用情報技術者試験は、午後試験がメインと考えて頂いても良いと思います。
前述の通り、午後試験は、全部で11分野のうち、5問の問題に回答する必要があります。(11個の試験分野をご紹介します)
| 出題分野 | 選択/必須 | 分類 |
|---|---|---|
| 情報セキュリティ | 必須 | テクニカル系 |
| 経営戦略 | 選択 | ストラテジ系 |
| プログラミング・アルゴリズム | 選択 | テクニカル系 |
| システムアーキテクチャ | 選択 | テクニカル系 |
| ネットワーク | 選択 | テクニカル系 |
| データベース | 選択 | テクニカル系 |
| 組込みシステム開発 | 選択 | テクニカル系 |
| 情報システム開発 | 選択 | テクニカル系 |
| プロジェクトマネジメント | 選択 | マネジメント系 |
| サービスマネジメント | 選択 | マネジメント系 |
| システム監査 | 選択 | マネジメント系 |

情報セキュリティは必須ですので、残りの4つの分野の選び方が非常に重要です!
元も子もないことを言えば、分野の選び方に正解は無いので、ご自身の知識レベル・スキル・相性に合った選び方をするのが一番望ましいと思います。
とはいえ、IT未経験だと「どうやって選んだらよいか分からない…」という方もいると思うので、私の経験談をお伝えします。
私は、以下のステップで分野を選択しました。
| ステップ | 内容 |
|---|---|
| ステップ① | 応用情報技術者試験の合格者のブログを複数検索し、表にまとめた (特に、ブログの著者の知識レベルや経験が自分に近い方の意見を参考にした) |
| ステップ② | 候補として6分野(経営戦略、プログラミング、システムアーキテクチャ、組込みシステム開発、プロジェクトマネジメント、サービスマネジメント)を選択した |
| ステップ③ | 候補の過去問を一回解き、解けそうかどうかを判断した |
| ステップ④ | 最終的に、4分野(経営戦略、組込みシステム開発、プロジェクトマネジメント、サービスマネジメント)を選択した |
ステップ①②:応用情報技術者試験の合格者のブログを複数検索して表にまとめ、候補を洗い出した
まずは、応用情報技術者試験の合格者のブログを片っ端から調べ、一覧にまとめました。
ブログによっては、難易度に点数を付けているものもあるので、一表にまとめました。

そして、記載内容を簡単にメモ書きでまとめ、どの分野が取り組みやすそうかの目星を付けました。
私は中小企業診断士の資格を持っていましたので、『経営戦略』は自信があり、選ぼうと考えていました。
残りは、自分と近しい経歴の人(IT未経験の方)のブログを参考にして、プログラミング、システムアーキテクチャ、組込みシステム開発、プロジェクトマネジメント、サービスマネジメントを候補に選びました。
ステップ③④:出題分野の候補の過去問を一回解き、解けそうかどうかを判断し、最終的に受ける分野を選択した
続いて、候補に選んだ6つの出題分野の過去問を解くことにしました。
『応用情報技術者 午後問題の重点対策』には演習問題が多く掲載されています。6つの分野の演習問題を解き、解説を読んだ上で、「なんとなく勉強したら解けそう!」と思う分野4つを選ぶことにしました。

最初なので、問題が解けなくても全然OKです!
なんとなく解けそうな気がする/何を言っているか全然分からない位の目途を付ける感じで大丈夫です。
分野毎に過去問を繰り返し解き、対策!
分野を4つに絞りこんだら、後は、分野別に過去問を繰り返し解きました。
(選ばなかった6分野は完全に捨てました)
分野に関わらず、過去問を解く際に意識していたことは、ただ単に問題演習をする(問題数をこなす)のではなく、『1問1問、問題の本質を理解する』ということでした。
問題に対して、できた(正解)/できなかった(不正解)だけの判断をするのではなく、正解した問題は「なぜ、正解にたどり着いたのか?」・不正解だった問題は「どのような思考回路で問題を解けばよかったか?」ということを解説を読みながら、理解を深めました。
午後試験で使用した教材・勉強時間は、以下の通りです。
【使用教材】
| 書籍 | 用途 |
|---|---|
| 2023 応用情報技術者 午後問題の重点対策 | 各分野の解説が丁寧に載っているので、こちらの本を中心に演習しました。 |
| 令和05年【秋期】応用情報技術者 パーフェクトラーニング過去問題集 (情報処理技術者試験) | 直近の過去問の解説が載っていたので、上記の本で足りない点は、こちらの本でカバーしました。 |
【勉強時間】
毎日2時間~3時間
最後に、分野別にどのような対策をしたのかを簡単に記載します!
(個人差が大きいと思うので、参考程度に見てください…!)
情報セキュリティ
「情報セキュリティ」は必須科目ですので、得意/苦手は言っていられません。
過去問を通じて演習を繰り返しつつ、分からなかった用語については、参考書を読む・ネットで調べる等を通じて、理解を深めました。
また、参考書を読むだけでは頭に入ってこない部分もあるので、「セキュリティの仕組みを絵に書いてまとめる」・「分からない用語をマインドマップにまとめて、隙間時間に見返す」という勉強を繰り返しました。
経営戦略
経営戦略はITの知識はほぼ必要ありません。
私の場合、中小企業診断士に向けて、勉強してきた知識だけで、ある程度解くことが出来ました。
よって、経営戦略については、正直、あまり勉強していません。。。
過去問を何度か解き、問題の傾向を理解した程度で試験に臨みました。
組込みシステム開発
組込みシステム開発は、正直一番苦労しました。
問題文を通じて、「組込みシステムとしての機器をイメージできるか」がポイントになります。
日常生活の中で馴染みのあるシステムならば、イメージもしやすく回答もしやすい一方、全く馴染みのない問題が出題された際には、内容を整理するだけで一苦労でした。
(私が選択した問題の中では、一番、『問題ガチャ』が多い分野な気がします…)
頭の中で組込みシステムをイメージするのは限界があるので、『紙に書いてシステムの全体像を理解する』ことを心掛けました。
その上で、多くの問題を解き、問題への対応力を強化するという方法を採りました。
プロジェクトマネジメント・サービスマネジメント
『プロジェクトマネジメント』と『サービスマネジメント』は前提知識がさほど無くても問題文の情報で解けるので、IT未経験にはオススメの分野です。
ただ、問題文の分量が多く、問題文を頭からすべて読んでいてたら、時間が足りません。
過去問を繰り返し解く中で、「先ずは設問を読む → 問題文を読む → 設問に該当する付近を重点的に読み、回答する」という解き方で、解答時間の短縮を図りました。
おわりに
最後までお読みいただき、ありがとうございます!
応用情報技術者試験は、しっかり対策すれば、IT未経験でも合格できる資格です。
今回は、私が応用情報技術者試験に合格した時の経験を記事にしましたが、あくまで一例ですので、色々な方のブログや体験談を見て、ご自身に合った勉強法を探していただければと思います。
今回の内容が、応用情報技術者を目指す方の参考になれば幸いです。
これから受験される方の成功を心よりお祈りしています。



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