はじめに
・PMPを受験しようと思ったけど、英語の職務経歴書を提出する必要があるのか…
・英語は苦手だし、職務経歴書なんて書けそうにない…
・これまで自分がやってきた仕事って、プロジェクトなのか…?
PMP受験を志したものの、英語の職務経歴書を作成すると知って挫折してしまうケースは多くあります。
私も英語が得意ではないので、PMP受験前に「英語の職務経歴書が必要」と知ったとき、絶望的な気持ちになりました。
しかし、生成AI(ChatGPT、DeepL等)を使うことで、サクッと職務経歴書を作成し、早々に勉強に本腰を入れることが出来ました。
そこで、この記事では、英語の苦手な方がPMP受験に必要な職務経歴書を効率的に作る方法を解説します。
英語の職務経歴書を目の前にして絶望している方・苦戦している方の参考になると思いますので、ぜひ最後までご覧ください!
(※この記事は、PMPの職務経歴書をサクッと効率的に作成するノウハウをお伝えしますが、PMPの審査に通ることを保証するものではありませんので、その点はご了承ください!)
PMPの職務経歴書(英語)をサクッと作成する方法

PMPの受験には、「プロジェクトマネジメント」の実務経験が必要
大前提として、PMPを受験するためには、「プロジェクトマネジメント」の実務経験が必要となります。また、学歴によって、必要とされるプロジェクトマネジメント期間は異なります。
■PMP受験に必要なプロジェクトマネジメントの実務経験
| 学歴 | プロジェクトマネジメント経験 |
|---|---|
| 中等教育卒業(高校卒業、準学士号 または海外の同等資格) | 5 年/60 か月以上にわたる、一意かつ 重複しないプロジェクトマネジメント の実務経験 |
| 4 年制大学卒業(学士号または海外の 同等資格) | 3 年/36 か月以上にわたる、一意かつ 重複しないプロジェクトマネジメントの 実務経験 |
| GAC 認定プログラムによる学士号 取得または大学院卒業(学士号もしく は修士号、または海外の同等資格) | 2 年/24 か月以上にわたる、一意かつ 重複しないプロジェクトマネジメント の実務経験 |

プロジェクトの実務経験が無い場合・所定の期間に満たない場合には試験を受けることは出来ませんので、ご注意ください!
この「プロジェクトの実務経験」は、プロジェクトの中で単純に作業をしていただけでは条件を満たさず、職務としてプロジェクトをリード・指揮した経験が必要となります。
そして、PMPを受験するためには、このプロジェクトの実務経験(職務経歴)を英語でまとめて、PMIのWEBサイト上で提出することになります。
(日本人からしてみれば、「日本語ではなく英語で提出する」というのが、若干受験のハードルを上げていますよね…)
ここからは、「プロジェクトとはそもそも何なのか」「英語のPMPの経歴書を効率的に作成する方法」について解説します。
プロジェクトとは…
PMIのHPでは、『プロジェクト』に関して、以下のような記載があります。(原文を日本語訳しています)
プロジェクトとは、ユニークな製品、サービス、または結果を生み出すために一時的に実施される取り組みです。ファッションウィークの華やかなイベントから海外での人道支援活動まで、あらゆるものがプロジェクトに含まれます。より具体的には、プロジェクトとは、望ましい結果を達成するために慎重に実行される一連の構造化されたタスク、アクティビティ、および成果物を指します。
以下は、プロジェクトの例です:
ビデオゲーム開発
建築工事
自然災害救援活動
ミュージシャンのプロモーションキャンペーン
つまり要件としては、以下の3つになります。
- 目的は、『ユニークな製品、サービス、または結果を生み出す』こと
- 一時的に実施される取り組み(活動)であること
- 望ましい結果を達成するために慎重に実行される一連の構造化されたタスク、アクティビティ、および成果物であること
私の場合、食品の新商品開発・既存商品のリニューアルの仕事に長年従事しておりましたので、そのプロジェクト経験を経歴として記載し、提出しました。

『プロジェクト』と付いていない業務であっても、上記の要件を満たす職務をリード・指揮した経験があれば受験資格として認められる場合がありますので、先ずはご自身の経験した業務内容を振り返りましょう!
PMPの経歴書をサクッと作成する方法
ここからは、PMPの職務経歴書を効率的に作成する方法を解説します。
私がオススメする方法は、以下の3ステップでの作成方法です。
- ステップ①:自分の経験した業務を棚卸し、規定要件を満たすか否かを確認する
- ステップ②:自分のプロジェクト経験を日本語でまとめる
- ステップ③:生成AIを使って、日本語⇔英語の翻訳を繰り返し、精度を高める。
ステップ①:自分の経験した業務を棚卸し、規定要件を満たすか否かを確認する
プロジェクトの職務経歴書を作成するにあたり、先ずは、ご自身の過去の業務経験を全て洗い出し、棚卸しましょう。
そして、その一つ一つが、先程ご説明したプロジェクトの要件に合致しているか否かを確認します。
要件に合致していると思われるプロジェクトの期間をカウントし、ご自身の学歴に合った期間を満たしていれば経歴書の作成に取り掛かりましょう。

プロジェクトの実務経験は、延べ月数ではなく、実際の経験月数がカウントされます!同時期に複数のプロジェクトを並行してご担当されていた場合には、重複している期間は1期間としてカウントされますので、十分に気を付けましょう。
ステップ②:自分のプロジェクト経験を日本語でまとめる
ご自身の職務経歴がPMPの規定を満たしていたら、職務経歴を日本語でまとめます。
しかし、日本語と言えども、職務経歴をフリーフォーマットでまとめるのは大変です。
そこで、各職務経歴の内容に関して、以下の項目毎にまとめます。
・Purpose:プロジェクトの目的
・Role:プロジェクトでの役割
・Responsibilities:責任(どのようなタスクを実行したか?)
- 立上げ(Initiating)
- 計画(Planning)
- 実行(Executing)
- 監視・コントロール(Monitoring and Controlling)
- 終結(Closing)
・Deliverables:成果物(どのような成果物を作成したか)
・Outcome and Evaluation:成果
私の場合、新商品開発のプロジェクトリーダーをしていた経験があったので、その経歴を上記のフォーマットに当てはめて、まとめました。
実際に提出したものではありませんが、以下のようなイメージで作成しましたので、参考としてご覧ください。
(あくまで参考ですので、決してコピー&ペーストして提出しないようにしてください…!)
Project Title:プロジェクト名
ABCピザの新商品開発
Purpose:プロジェクトの目的
脂肪が気になる人をターゲットにした新ブランドのピザを開発すること
Role:プロジェクトでの役割
プロジェクトリーダーおよび商品開発担当
Responsibilities:責任
プロジェクト全体の管理。
立上げ:プロジェクトビジネス文書、スケジュールとマイルストーンを作成した。
計画:市場・競合調査および消費者調査の結果から、商品に求められる要件を定義した。
キックオフミーティングを開催し、プロジェクトの目的、範囲、業務分担、スケジュールについて説明し、プロジェクトメンバーからの合意を得た。
プロジェクト計画に関して、主な利害関係者に説明し、合意を得た。
実行:プロジェクトが円滑且つスピーディーに進むように、積極的なコミュニケーションにより、業務を遂行した。プロジェクトメンバーのモチベーションを高め、タスクの実行を管理した。
監視・コントロール:プロジェクトのタイムラインを監視し、計画された期日までに商品設計を確定した。
発売に向けて、定義された品質保証プロセスを監視し、確実に実行した。
終結:私たちは、新ブランドのピザ商品を発売を完遂した。
Deliverables:成果物
主な成果物は、要件定義書、プロジェクト計画書、スケジュール表、コスト管理表、業務分担および進捗管理計画、商品設計書などです。
Outcome and Evaluation:成果
本プロジェクトはトップマネジメントが迅速かつ機敏な行動を求めたため、納期は非常に短かった。
そこで、私は、各利害関係者の間に立ち、プロジェクトが円滑且つスピーディーに進むようにサポートした。
その結果、当初の計画通りにプロジェクトを完遂し、製品を上市した。そして、発売後は、顧客や関係者から高い評価を得た。
ステップ③:生成AIを使って、日本語⇔英語の翻訳を繰り返し、精度を高める。
プロジェクトの実務経験(職務経歴)を日本語で書くことが出来たら、最後に英語に翻訳する作業です。
ひと昔前ならば、日本語から英語に翻訳するのは、非常に大変だったと思います。
しかし、現代では、生成AIという非常に心強い武器がありますので、この文明の利器を使って、英語に翻訳をしていきましょう。
私は、ChatGPTとDeepLを使って、何度も推敲を繰り返しましたが、生成AIは日々進歩しているので、ご自身の使いやすい生成AIをご使用いただければ良いかと思います。
ポイントは、日本語→英語の翻訳を一度だけするのではなく、何度も繰り返すという点です。
最近の生成AIであれば、一度英語に翻訳しただけでも、ある程度の精度が期待できます。
しかし、翻訳された英語が、自分が意図したとおりに正しく翻訳されているか分かりません。
そこで、翻訳された英語を再度日本語に翻訳してみましょう!(可能であれば、複数の生成AIを使って翻訳してみることをオススメします)
翻訳された英語を日本語に再翻訳してみると、意図していない表現や不自然な箇所が見つかることがあります。
この不自然な箇所がなくなるまで、何度も日本語 ⇔ 英語の翻訳を繰り返します。
Project Title:
Development of a New Product for ABC Pizza
Purpose:
To develop a new brand of pizza targeting individuals concerned about fat consumption.
Role:
As a project leader & a product developer
Responsibilities:
Management of the entire project.
Initiation
- Created the project business documents, schedules, and milestones.
Planning
- Defined requirements based on market and competitor research as well as consumer surveys.
- Held a kickoff meeting to explain the project’s objectives, scope, task allocation, and schedule, and obtained agreement from project members.
- Briefed key stakeholders on the project plan and obtained their agreement.
Execution
- To ensure smooth and swift project progress, motivated project members through proactive communication and managed the execution of tasks.
Monitoring & Control
- Monitored the project timeline and finalized the product design within the planned deadline. Monitored and ensured the execution of the defined quality assurance processes in preparation for the product launch.
Closing
- Launched a new branded pizza product on time, and the project was completed.
Deliverables
The main deliverables are the requirements definition document, project plan document, schedule, cost management plan, task assignment list, progress management plan, product design report.
Outcome and Evaluation
- This project had a very tight deadline because our top management required rapid and agile actions. Therefore, I took on the role of liaising between various stakeholders to facilitate the smooth and accelerated progression of the project.
- As a result, we successfully completed the project according to the initial plan and launched the product. Subsequently, we received high praise from both customers and stakeholders post-launch.
まとめ
今回は、英語の苦手な方がPMPの職務経歴書を効率的にサクッと作る方法を解説しました。
英語が苦手な方は、以下の3ステップで職務経歴書を作成することをオススメいたします。
- ステップ①:自分の経験した業務を棚卸し、規定要件を満たすか否かを確認する
- ステップ②:自分のプロジェクト経験を日本語でまとめる
- ステップ③:生成AIを使って、日本語⇔英語の翻訳を繰り返し、精度を高める。
ひと昔前であれば英語の職務経歴書を作成することは非常に骨の折れる作業でしたが、
現代の技術である生成AIを上手に活用すれば、比較的効率的に作成することが出来ます。
今回の記事を参考に、ぜひご自身の職務経歴書を作成してみてください!
PMP試験を受験される皆さまの合格を心より祈っております。


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